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大黄附子湯   

2012年 07月 26日

 大黄附子湯は3味の生薬からなる漢方薬です。
 寒性の大黄と熱性の附子、細辛も温性です。寒熱の混じった処方ではややこしい病邪を揺り動かすことができる。この処方は腸疝痛様発作がある患者には特効を示すことがよくある。また、脇下の痛み肋間神経痛、あるいは坐骨神経痛にも効を示す。
 自覚症状として激しい疼痛(片側)、便秘があり、手足の冷えがある。
 他覚症状として腹には普通に力がありやや柔らか、腹筋の拘攣を認めることが多く、脈の緊張が強い、高齢者の便秘で時々強い腸疝痛様発作のある患者には特効を示すことがある。
 また、胆のう、胆道疾患にも芍薬甘草湯と併せて効果を期待する。

by kanpousinise | 2012-07-26 20:26

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