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簡単漢方   

2012年 01月 31日

安中散【和剤局方】

胃炎・胃下垂の方

冷え症でやせ型。胃下垂で胃酸が上ってくる。冷たく甘い飲食物を好み、日頃から調子が悪い方、急に悪くなった方、両方によい。生理痛で刺すような痛みがあるときにも効あり。


温清飲【万病回春】

アトピー性皮膚炎の方

皮膚が乾燥していて粉をふいたよう。痒みと慢性化した炎症がある。皮膚は浅黒く栄養がない。また、そのような方の生理不順、生理痛、不正出血など。

黄連解毒湯【外台秘要】

ジュクジュクと炎症の皮膚炎を目標に

皮膚炎は炎症、充血、紅斑があるもの。顔面部にのぼせがあり、不眠、イライラがみられる。勢いのある出血傾向があり、鼻血や頻発月経があることも。血の色は鮮紅色。
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by kanpousinise | 2012-01-31 23:22

梔子柏皮湯とは   

2012年 01月 27日

 三焦に湿熱のあるものに用いるが「湿」よりも「熱」が強いときに用いる
 本来は発熱、頭汗、口渇、黄疸のあるものに用いるが、黄疸はなくても皮膚に熱と発疹があって痒みの著しい方によく適応する
 目の周りの浮腫がひどいときは梔子柏皮湯に猪苓湯を併せる。梔子柏皮湯そのものが清熱利湿薬なのでかなり良くなる。
 体温の上昇はなくても熱感のあるものに用いる。この熱感は局所的、全身的どちらでもよい。指で触れると熱感をおぼえ発赤もみられるものによい。漢方でいう熱は体温の上昇を必要とせず、熱感があるだけでも熱とする。
 眼といえば『肝』ですが、眼の周辺の筋肉、まぶたの開閉は『脾』の働きによって左右される。 
 まぶたが腫れる場合は脾湿から治療するという場合もあり、苓桂朮甘湯などを用いることもある。このような脾湿を除く薬は慢性化した充血眼病(特に流涙などがあるもの)にはよい。 
 患者自身が激しい熱感を感じ、他覚的に紅斑と浮腫が認められるときは梔子柏皮湯の守備範囲だ。
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by kanpousinise | 2012-01-27 00:10

黄柏(オウバク)   

2012年 01月 18日

【使用部位】
キハダの樹皮(周皮を除く)
【性】

【味】

【帰経】
腎・膀胱・大腸経
【薬能】
消炎・・・局所の充血を軽減する(清熱燥湿)
抗菌、抗真菌・・・ブドウ球菌抑制作用が強い、多くの真菌を抑制する
【臨床応用】
・とびひに外用すると効果がある
・黄柏末を酢でねって湿疹や打撲の外用薬として民間的に用いられてきた
・古来より日本各地に黄柏を主成分とする民間薬が多くある。(奈良県・陀羅尼助 長野県・百草丸など)
・湿疹や腫れ物といった皮膚症状のほか、『下焦の湿熱』に対して効果があり、下痢や排尿異常に用いる

※主に黄芩は肺熱(咳嗽など)、黄連は胃熱(上腹部痛や吐き気など)をさます
黄芩は上焦、黄連は中焦、黄柏は下焦をさますといわれる。山梔子は上焦および中焦をさます。上から芩・連・柏と覚えましょう
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by kanpousinise | 2012-01-18 23:21

山梔子とは   

2012年 01月 11日

【使用部位】
コリンクチナシの成熟した果実
【性】

【味】

【帰経】
心・肝・肺・胃経
【薬能】
解熱・・・黄芩、黄連には劣る
鎮静・・・発熱時の神経興奮を鎮める
抗菌、抗真菌・・・黄色ブドウ球菌、白癬菌などを抑制
【臨床応用】
・打撲、捻挫などに、生山梔子の粉末を小麦粉と卵白でねって湿布するとよい
・痔が炎症して痛むときには黒山梔(山梔子を炒めたもの)をワセリンと混ぜ、塗ると鎮痛効果がある
→山梔子は炒めると消炎作用のほか、止血に優れる
・古人は生山梔子を服用すると嘔吐しやすいが、黒梔子では起こらないとしている。
 しかし実際、生山梔子は痰がつまって胸苦しい時には嘔吐しやすいが、痰や胸苦しさがないときは嘔吐は生じない。嘔吐後はかえって気分爽快。
→生山梔子を使うと気分爽快となり気持ち良い鎮静効果が期待できる
コリンクチナシは山梔子、クチナシの果実は水梔子。薬用は山梔子をつかう
花屋で売っている八重クチナシは実がつかない
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by kanpousinise | 2012-01-11 22:50