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大黄附子湯   

2012年 07月 26日

 大黄附子湯は3味の生薬からなる漢方薬です。
 寒性の大黄と熱性の附子、細辛も温性です。寒熱の混じった処方ではややこしい病邪を揺り動かすことができる。この処方は腸疝痛様発作がある患者には特効を示すことがよくある。また、脇下の痛み肋間神経痛、あるいは坐骨神経痛にも効を示す。
 自覚症状として激しい疼痛(片側)、便秘があり、手足の冷えがある。
 他覚症状として腹には普通に力がありやや柔らか、腹筋の拘攣を認めることが多く、脈の緊張が強い、高齢者の便秘で時々強い腸疝痛様発作のある患者には特効を示すことがある。
 また、胆のう、胆道疾患にも芍薬甘草湯と併せて効果を期待する。
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by kanpousinise | 2012-07-26 20:26

気血両虚の症状   

2012年 07月 20日

・顔色が青白く赤が薄い
血が虚している方は色白で紅薄く青白いような顔色でしょう
・声に力がなく小さい
少気懶言(話すのが億劫)などがあり、脾虚がみられます。漢方でいう『気』を作るときに重要なのが脾の働きが悪いということです。
・手足がいつもだるい
気の生成が不足すると手足がだるくなります。
・髪の毛が細い、抜けやすい
髪の毛は血から栄養を受けています。血虚のかたは髪の毛に元気がなくパサついたり抜けたりします。
・寝ていても途中で目が覚め眠りが浅い
睡眠には血が肝に戻り、心血も十分でなければなりません。
・皮膚の状態が力なく枯燥している
血が不足すると皮膚を栄養できず元気がなくなります。
・傷の修復が遅い
気血の不足は傷の修復を遅らせます。
・月経がなかなかこない(稀発月経)
血が少ないと衝任のバランスが保たれず月経がなかなかきません。
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by kanpousinise | 2012-07-20 22:25

飲食で問診   

2012年 07月 19日

 冷たいものを好んで飲食するのは熱証です。冷たい水をよく飲む場合は胃熱。逆に熱いものを飲みたがるのは内寒です。五行説にもあるように酸っぱいものが好きなのであれば肝虚、甘いものが好きなのは脾虚、苦いものが好きなのは心病、辛いものが好きなのは肺病、塩っ辛いものが食べたいのなら腎弱です。
 また、口が苦く感じるのは肝胆に火があり、口が甘いのは脾に湿熱があり、口が酸っぱいのは肝胃が和せず、口が塩辛いのは腎虚の水泛である。現状感じている味から病の臓腑がわかる。加えて口に希薄な唾液が湧き出る方は胃寒である。
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by kanpousinise | 2012-07-19 22:37

漢方勉強会   

2012年 07月 18日

 タイトルの通り漢方勉強会を実施しようかと思いますが、このブログで参加者を募ります。
 参加者が集まってから開催日時を決めようかと思います。石川県内の方、何かのついでに石川県へ来れる方も歓迎です。
 興味のある方はお住まいの都道府県、職業、漢方経験などを記載してブログにメッセージをください。
 講義形式で私が話してもいいですし、お茶を飲みながらに漢方薬談義をしてもよいですし。私自身勉強になりますし、皆さんの興味がわけば嬉しいことに思います。
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by kanpousinise | 2012-07-18 23:18

きゅう帰調血飲第一加減   

2012年 07月 13日

 きゅう帰調血飲第一加減という漢方薬がある。そもそもこれは産後の肥立ちに使う漢方薬として「万病回春」という古典に記してある。
 漢方的には気血両虚のかたで、気滞血瘀の病態に適している。産後は気血を損傷して気血虚損の状態に陥りやすいといえる。これが気血両虚の状態。
 この状態の方にストレスや疲労が重なると気滞血瘀という病態を呈することがある。この気滞血瘀は気血が少ないために絶対量が少ないもの。絶対量が少ないので全身的には気血があまり通っていない箇所が現れる。この流れていない部分が気滞血瘀の状態にあり、さまざまな症状がみられる。
 気滞血瘀の症状は産後の血脚気がそれです。産後は脚に血が巡らず立つことができなくなるというもの。旦那さんが奥さんをおぶって帰るようなときですね。産後に関節リウマチになる方がいます。これも気滞血瘀を改善することでよくなります。気管支喘息になることもあります。このような膠原病は気滞血瘀を治してやると好転することが多いです。
 産後には第一加減を飲んでおくと、もしものときに備えられるでしょう。
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by kanpousinise | 2012-07-13 22:39