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胃潰瘍と漢方   

2012年 11月 29日

胃潰瘍に良く似た症状に漢方でいう胃反があります。
漢方の重要な古典、金匱要略には「朝に食したものを夕方吐く」ものとあります。
嘔吐が多いものには茯苓沢瀉湯(茯苓、沢瀉、白朮、甘草、桂皮、生姜)が良く効きます。
カッコ内を煎じて服用します。
胃潰瘍で嘔吐に悩まされている方はぜひお試しください。
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by kanpousinise | 2012-11-29 22:58

エキスと煎じ薬の違い   

2012年 11月 23日

 漢方といえば思いつくものに2種類あるかと思います。
粉状や錠剤になっているものと乾燥した薬草や木の根などです。
粉状のものはエキス剤が多く、コーヒーでいうところのゴールドブレンドです。
お湯に溶くと比較的溶けやすくて飲みやすく携帯に便利という特徴があります。
錠剤はそれを固めたものです。
 粉状のものの中には原末もあります。
これは当帰芍薬散など散剤に用いるものでお湯に溶かしても溶けません。
木や根っこの繊維を粉末にしたものなのでプカプカ浮いたりします。
これはコーヒーでいうところの豆を粉末にしたドリップ用粉末みたいなものです。
もちろんこれに蜂蜜などを入れて丸剤にしたものもあります。
 煎じ薬は刻んだものを普通使います。
コトコト1時間ほど煎じて出てきた煎じ液を服用します。面倒ですがよく効きます。
これも料理みたいなもので、煎じあがる直前に入れる薬草や温度を低めに設定しておかないと有効成分が分解しやすくなる薬草があります。また薬草などをまとめて生薬といいます。
 生薬は乾燥してあるもので、生(しょう)とは姿そのものを洗浄乾燥したものをいいます。
生(なま)ではありません。だから高温多湿を避ければよく日持ちします。
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by kanpousinise | 2012-11-23 19:29

寝汗が多い?   

2012年 11月 19日

寝汗が多くありませんか?
そんなあなたは。。。「陰虚」かもしれません。
陰とは体を潤し熱を冷ます水分です。
それが少ない方はのどが渇いたり肌が乾燥したり不眠になったりします。
こんな方は寝汗が多いのも特徴です。
汗が多い?体に水分が不足しているのに寝汗するってどんなんよ?
と思うでしょうが体を冷やす陰が不足しているため相対的に熱のほうが勝ってしまい
暑さを感じて寝汗するのです。体内はカラカラの砂漠状態です。
お年寄りは腎が弱ってくるのでこの状態に陥る方が多いです。
六味丸飲んでください。
若い方も極限の過労状態にあると咳が出てくる方がいます。
滋陰降火湯飲んでください。
お試しあれ。
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by kanpousinise | 2012-11-19 18:45

柴胡疎肝湯と四逆散   

2012年 11月 05日

 浅田宗伯先生の「勿誤薬室方函口訣」をみると四逆散と柴胡疎肝湯の違いが記述してある。
 「四逆散は肝の疏泄が低下して脇腹が痛むときに適する。
 柴胡疎肝湯は脇腹の痛みだけではなく、胸部までつき上げるような感覚があって、頭部、肩、背中などがこわばりひきつるような病態に使用するとよい。」
 四逆散(柴胡・芍薬・枳実・甘草)は手足が冷えて胸脇苦満、緊張して神経過敏な方に用いる処方です。柴胡と芍薬の組み合わせはストレスの除去に効果的です。その四逆散に川芎、香附子、青皮を加えたのが柴胡疎肝湯(医学統旨)。ここでの川芎は活血に使うより頭痛に用います。浅田宗伯先生も記述しているように柴胡疎肝湯の証は脇腹の痛みだけでなく上の痛み、つまり肩こり、背部痛、頭痛です。香附子は鬱気を開き、青皮は脇腹の痛みに必ず用います。
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by kanpousinise | 2012-11-05 20:33