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麻黄湯という漢方薬   

2013年 10月 19日

表証の悪寒、無汗、発熱、頭痛、身体痛、咳嗽、口渇がなく、肺気が上逆して喘する者に用いる。
発汗解表薬を用いる際の留意点は津液が不足していないかどうかである。

麻黄湯のタイプは津液が充実している。充実しているので肺気が昇ってくるほどだ。だから喘して息苦しい。

麻黄は寒邪を追うのに優れ、肺気を内から外へ発散する。
桂枝は風邪を追うのに優れる。桂枝は陽気を通す。発汗させ体表の邪を追い出す。

麻黄湯は解表と肺の宣発、粛降を調える2つの役割を担う。
杏仁肺気を上から下へ巡らす。喘はこれで解消する。その他杏仁は食べたものをよく下へ降ろすので、神麹、麦芽、山査子などと併せたりする。
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by kanpousinise | 2013-10-19 12:29

荊防敗毒散と風邪   

2013年 10月 10日

風邪にはよく葛根湯を用いる。

それは辛涼、辛温両方の薬味が入ってるから判断を見誤っても治ってしまうからだ。

非常に使いやすい。

使うときに無汗、悪寒、風邪のひきはじめなど条件が重なれば効きやすい。

同じように辛涼と辛温両方を含むのが荊防敗毒散だ。

荊防敗毒散は化膿を散らす漢方だが、皮膚のことは肺にも言える。

皮膚と同じように湿熱のドロドロした物質を肺の底部に溜めているものによい。

だから荊防敗毒散の風邪は痰が出て咳がある。肺気が降りているので湿熱を上に持ち上げようと咳をするのだ。

のども化膿して赤い、痛い。こんな辛い風邪の時期には荊防敗毒散です。
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by kanpousinise | 2013-10-10 13:54

風邪と漢方   

2013年 10月 07日

今の時期は夏から秋にかけ暑かったり寒かったりする。
この時期におすすめの漢方薬を紹介します。

藿香正気散は胃腸型の風邪(嘔吐や下痢)に用いる。または夏風邪に用いる漢方薬だ。
高温多湿の夏によく用いる去暑解表薬といえる。

解表作用は麻黄や桂皮を使ったいわゆる桂麻剤(葛根湯など)ほど強くはない(表寒+内湿タイプ)
中国の宋の時代になると桂麻剤は冬に使うことが多くなります。

桂麻剤を夏に使うと口が渇き、胸脇苦満し邪が少陽に入りかえって悪くなります。

一晩中いびきをかき口を開けて眠る方がいる。ときに咽が乾燥して痛み、感冒になるときに藿香正気散はよい。(「餐英館療治雑話」目黒道琢)

中年以降に多く肥満している方が多い。
肥満症で体に湿や痰があるため口を開けてイビキをかく。

ただし鼻が悪く口を開けて寝るタイプには効かない。
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by kanpousinise | 2013-10-07 17:37