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生薬・孫太郎虫(まごたろうむし)はどうなったろうか   

2011年 03月 29日

孫太郎虫(まごたろうむし)は日本固有の代表的な民間薬である。
宮城県刈田郡斉川村産のものが有名で、この薬用昆虫は、小児の疳の薬
として広く販売されていた。孫太郎虫はヘビトンボ科に属するヘビトンボの
幼虫である。ヘビトンボ科の幼虫は80種余りが知られている。
幼虫は釣り餌にも利用される。ヘビトンボの幼虫は川底の砂石間に生息し、
トンボ、トビケラ、カゲロウなどの水性昆虫の若虫を捕食し、二~三年で
幼虫期を終え、水岸の石、材木の下で蛹化し、初夏に羽化する。
この斉川村には伝説があったといわれる。「永保(1081~3年)の頃
、斉川に住む桜戸という美しい女房がいて、かねがね父の
仇を討とうとしていた。その子、孫太郎は生来虚弱で疳が高く、
七歳の頃に大病で重態に陥る。桜戸は鎮守社である田村神社
にこもって祈願したところ、”斉川の小石の間の虫を食せしめよ”という
神託があった。
その通り孫太郎にこの虫を食べさせたところたちまち回復し、その後は
健康に成人し、首尾よく仇討ちを遂げたというのである。」
この虫を孫太郎虫と名ずけたという。
その後、仙台から江戸にかけて販売されるようになった。
孫太郎虫の採取は10~11月頃に行われる。孫太郎虫は泳げないので、
熊手のようなもので、網に追い込んで捕らえるのだという。
捕獲した孫太郎虫は、乾燥させ5匹づつ一本の串にさし、10串を一束
として、桐箱に入れて商品とする。
最近は清流が失われ殆ど捕獲されなくなった。しかも、今回に震災
である。孫太郎虫はどうなったかk、気にかかるところである。
ヘビトンボ科のヘビトンボの幼虫の乾燥体。幼虫の大きなものは6センチ
に達するものもある。
成虫は雄4センチ、雌5センチくらい。
砂糖醤油につけて焼いて食する。
強精効果があるという伝説もある。

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by kanpousinise | 2011-03-29 22:39